クリトラのコツコツITログ

3Dの皮をかぶった庶民の技術ブログです

choco60というキーボードを自作してみました!!

自作キーボード作成までの紆余曲折

昨年からずっと自作キーボードを作る作ると話をしていたのですが、なかなか時間が合わなかったりお金を溜めるために時間が必要だったりで作れずおりました。
この度ついに作ってみましたよ〜。

初めての自作キーボード作成ではありましたが、気の良い仲間たちのおかげで楽しく安全に作ることができました。
この日記自体も作成したキーボードで書いてます。

いざ遊舎工房へ

自作キーボードと言えば遊舎工房ですよね。
ご多分に漏れず私も遊舎工房さんにお邪魔しました。

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大沖さんの「あたい」って感じの絵が懐かしいですね。
懐かしいのです。チルノとか、チルノとか、チルノ。

遊舎工房さんには店舗と作業ルームがありまして、この看板はショップ側の入り口に置いてありました。
秋葉原駅からだと10分くらい歩きますかね??

キーボード探し

作業ルームの利用申請を行って荷物を置いてから、作成するキーボード探しをしました。
慣れてくると事前にネットで探して購入するのでしょうが、そもそも自作キーボードが初めてなので店頭で物色しながら手に馴染むものを調査開始です。

基本的には親指周りにキーがあるやつ、キー数が少ないやつ、格子型の正方形タイプに分かれるんですかね?
どれにするか結構悩んでしまいました

標準タイプかキー数が少ないタイプが候補だったのですが、仕事と自宅の両方で利用するというのが悩みの種でした。
家と会社で違う種類のキーボードだと感覚が合うまでに時間がかかるので、できるだけ揃えたかったのですよね。

60%キーボードだと2台買うか、持ち運びをしないといけないのですが自作キーボードの耐久性は持ち運びに向いてる感じはしない。
となると、標準のものを買うしかないということで、今回は表題のchoco60を購入することに決めました〜。

購入物一覧

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作成するものも決まったところで、お店で購入です。

  • choco60 * 1: 15,400円
  • Zelios 67g * 65 : 8,580円 
  • TRRSケーブル * 1: 330円
  • Tai-Hao PBT Black&DarkGrey * 1: 7,700円
  • Mil-Max ソケット 100*2 : 7,700円

Choco60の本体の中にもいろいろ入ってました。

ちなみに全部で4万円...
なかなかのお値段ですよね。流石に気が引けました

購入物の補足

Zelios 67g

これはキーの軸です。
普段は青軸、赤軸、茶軸といったものにしか触れていないので、この軸を選ぶのに時間がかかってしまいました。
お店には各軸のキーを試しに触るためのキーボードが置いてあるので、それを触りながら探すんですよね。

いくつか気に入ったものがあるのですが、だいたい全部売り切れちゃってました。
その中で唯一残っていたのがこのZeliosです。
67gというのが軸の重さなのですが、これは結構重たい軸のはずです。

私は打鍵時の圧が強いので結構重たいものを好みます。 指を置いたときに沈まず動かないくらいの重さは欲しいです。

あとはコリコリした感じが好きなので、タクタイル系の軸が向いているみたいです。

音も気にしていたので、青軸のように音が出てしまうのは避けています。
Zeliosは音がしないというほど静かではないですね。
コリコリとした音はしますが、かちゃかちゃは音がしないです。

単純な音量だとHHKBとあまり変わらない気がしますが、マイクからだとこちらの方が静かに聞こえるかも??

Tai-Hao PBT

これはキーボードのキャップで、なんかこう、いい感じのやつです。
choco60というかHHKBは地味にキー配置とキーの幅が一般的ではない部分があるので、全てのキーにピッタリはハマりませんでしたがいい感じです。

知り合いのいろんなキーボードを触って分かったのですが、キーボードの打鍵感は軸以外にもキーキャップの影響が非常に大きいみたいです。
私はプラスチックで押し込んだときに指にしっかりと振動が伝わるものが好きみたいで
その感覚を「コリコリ感」といってるみたいです。

見た目も落ち着いたグレーと黒色で結構気に入りました。

Mill-Max ソケット

これはキーボードにくっつけるキーボードを着脱可能にするパーツです。
通常は半田付けしてガッツリくっつけるみたいなのですが、軸は取り替えて遊びたいのでソケットをつけました。
これが高いの何の...

またこのパーツをつけるときには一つ気をつけないといけないことがありました。

キーボードを埋め込み基盤と軸の間にプレートを挟むのですが、その間にスペーサーというもので余白をとります。
ソケットをつけるとキーの軸とプレートの間にプラス1mmほどの余白が必要になるので、購入時に同梱されているものよりも1mm広いスペーサーと、そのためのネジが必要です。

私も組み立てた後にネジとスペーサーを取り替えました
最初に気づかなかったので、なかなか面倒でした...

キーボード作成

そんなこんなでキーボードを作成です。
作業に集中してて全然写真が撮れていませんでした。

これは作業途中の一枚です。

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いろんな道具を使ってコツコツ作りました。

ハンダづけがなかなか上手にできなくてねぇ。
特にソケットを最後までさせていない状態でつけてしまうと完成後にキーが浮いてしまうので、しっかりと奥まで差し込んでつける必要があります。

急いでやると結構雑につけちゃうので、丁寧にのんびりやるのが一番です。

そして完成

いろいろとすっ飛ばして完成

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この真ん中にトラックパッドを置いたセパレートスタイルがやりたかったんですよねぇ。

土曜日に作成した後、日曜日に長いネジを買ってセパレータを伸長する対応とかしてたので結構時間かかっています。
元々の状態だと触ってるうちに一部のキーが脱落していくという致命的な脆弱性が...

ちなみに今の状態でもたまに一部のキー軸が浮いてきます。
どうもボディがプラスチックプレートなので、強く打ちすぎると湾曲してしまいその連続で少しずれてくるみたいですね。

あと僕はキーの隅っこを弾く感じでキーを叩くことがあるので、そうすると戻りの力で浮いてくるっぽいです。

特にdeleteキーはそれで落ちてきます。
Uキーだけは、なんか自然とズレてきます。

余分に軸を買ってあるので、付け替えたら多少回避できるかな??

なんだかんだで個体差はあるので。

まとめ

今回はHHKBに近いキーボードを作成したので、操作感は文句なしです。
調子乗って結構重い軸を書いましたが、1時間くらい打ち続けていると流石に筋肉にきますね...

慣れていけばムキムキになれるかも?

とはいえ、日記でも書かない限りは常に打ち続けることってなくて考えてる時間の方が多いので大丈夫でしょう、たぶん。

これは沼にハマると無限に時間とお金が溶けそうです。
絶対半田ごてとか、ピンセット買うもんね。
ないとメンテできないし